広告で使える心理学の話

こんにちは。TV研究開発部の髙木です。

 

今日は、広告で使える心理学のお話をさせていただきます。

 

アメリカの心理学者バートラム•フォアの実験

 

「これは、先日授業で行なった、あなた達の心理検査の分析結果です。」

 

などと言って、フォアは生徒それぞれに診断結果を渡し0から5までの値で評価するように求めました。生徒に渡した内容はすべて一緒。

 

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  • あなたは他人から好かれたい、賞賛して欲しいと思っており、それにかかわらず自己を批判する傾向がある。

 

  • 弱みを持っている時でも、それを普段は克服することができます。

 

  • 外見的には規律正しく自制的だが、内心ではクヨクヨしたり不安になる傾向がある。

 

  • 正しい判断や正しい行動をしたのかどうか真剣な疑問を持つときがある

 

  • ある程度の変化や多様性を好み、制約や限界に直面したときには不満を抱く

 

  • 外向的、社交的で愛想が良い時もあるが、一方で用心深い。

 

  • 願望にはやや非現実な傾向のものもある。

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結果、学生のほとんどが「これは当たってる!」と、そのデタラメな診断結果を信用してしまったのです!

 

全学生の平均値は4.26!87%の学生が、4か5を選びました。

 

 

しかし、フォアが生徒に出した「診断結果」は、新聞の「星座占い」欄から適当に抜き出して並べただけのものでした。

 

 

 

誰にでも当てはまるバーナム効果

 

人は、その時代のその社会で生活し、その文化で学びます。

 

その為、思考や行動の傾向もかなり似通ったものが出来上がります。

つまり、似たような要素、似た面を少しは持っているわけです。

 

 

ただ、それを自分のメインの性格や傾向だとは思っていません。

 

 

そこで、心理学の権威や専門家などから、もっともらしく指摘されると、

「そうだな」「そんなこともあるかな」「当たってるな」と思ってしまうのです。

 

 

これが、アメリカの心理学者ポール・ミールが、興行師フィニアス・テイラー・バーナムの「誰にでも当てはまる要点というものがある」という言葉にちなんで名付けた【バーナム効果】というものです。

 

 

 

当たり前です!

 

 

世の中に出回っている占いの本の90%はバーナム効果で成り立っていると言われています。

 

当たり障りの無い「誰にでも当てはまるような、どうとでも取れる事」が書いてあり、これを世の中の多くの人は「凄い!当たってる」と信じているようです。

 

 

 

広告で使うバーナム効果

 

バーナム効果は、広告のキャッチコピーや、体験談で使うことができます。

 

その世代、誰にでも当てはまる悩みを「あ!私のことだ!」と思わせることで、商品とターゲットの距離をグッと縮めることができるのです。

 

不特定多数ではなく「あなただけ」に当てはまる心理。これを巧く取り入れることで、その広告、商品への興味を引くことが出来るのです。

 

 

ドッキーン

 

 

種明かしをすれば、「なーんだ、いつもよく見るキャッチコピーの手段じゃん」とお思いかもしれませんが、この効果の意味を「知って使っている」のと「知らずに業界の常だから、と漠然と使っている」のでは、全く意味が変わってきます。

 

 

今回はバーナム効果のお話でした。プライベートでも使える心理学だと思いますので、ちょっと試しに、隣の人にやってみてはいかがですか?

 

 

 


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