意外と看過されがち?「健康増進法」を知る5つのポイント

京都は「祇園祭」が終わり、本格的な夏が近づいてきました!

今回は、メルマガでおなじみコバヤシが担当させていただきます。

 

さて、少し前の話になりますが…

「健康増進法」に違反していると、勧告を受けたトクホ商品の広告がありました。

「景品表示法」や「薬機法」については、しくじらないように注意されていると思いますが、「健康増進法」は見落しがちな方が多いのではないでしょうか。

そこで、「健康増進法」と健康食品の広告について考えてみたいと思います。これさえ理解すれば、もう完璧!?そんな、心がトキメク5つのポイントをご紹介!

1.そもそも「健康増進法」ってなに?

この法律の第一条によると

我が国における急速な高齢化の進展及び疾病構造の変化に伴い、国民の健康の増進の重要性が著しく増大していることにかんがみ、国民の健康の増進の総合的な 推進に関し基本的な事項を定めるとともに、国民の栄養の改善その他の国民の健康の増進を図るための措置を講じ、もって国民保健の向上を図ることを目的とする。

簡単にいうと、国民の健康維持と増進、現代病の予防などを目的とした法律。健康に気をつけながら、長く生きしましょう!という趣旨のようです。

厚生労働省が 2000年3月に開始した「21世紀における国民健康づくり運動 (略称:健康日本 21) 」の裏づけ策として制定されたもので、意外にも近年できた法律なんです。

健康診断や保健指導もこの法律に沿って行われているようですし、施設管理者に対する受動喫煙についての規制なども定めています。

気付きにくいですが、、私たちが身近に関わっている法律だともいえますね。

2.「健康増進法」と健康食品の関係

国民の健康を守るという観点から、「健康増進法」では食品の表示に関しても規制しています。

例えば…

  • 食品の栄養成分についての表示方法
  • 虚偽・誇大な表示の禁止
  • 特定保健用食品などの食品の分類方法
  • 同食品の許可制度について など

食品に関わることですので、もちろん、健康食品もこの「健康増進法」の規制を受けます。

3.虚偽や誇大な表示の禁止

 健康増進法第32条の2
(誇大表示の禁止)
何人も、食品として販売に供する物に関して広告その他の表示をするときは、健康の保持増進の効果その他厚生労働省令で定める事項(以下、「健康保持増進効果等」という。)について、著しく事実に相違する表示をし、又は著しく人を誤認させるような表示をしてはならない。

広告や表示の内容が、虚偽・誇大な健康保持増進効果をうたっていた場合、

その広告を見て商品を購入した消費者は、

  • 適切な健康管理が行われない
  • 適切な診療機会を失う
  • 適切な健康維持や増進が阻害される
  • 健康に支障をきたす

上記のような健康被害を及ぼす可能性があるため、虚偽・誇大に表現された広告が出回らないように、法律で規制されているんです。

4.注意すべき3つのポイント

上記の“健康増進法第32条の2”で注目したいのは…
「著しく」「事実に相違する」「人を誤認させる」という言葉。
具体的な事例がないと分かりにくいですが、「健康増進法」関係のガイドラインによると…

(1)「著しく」とは

具体的に何が「著しく」に該当するかの判断は、個々の広告等に即してなされるべきであるが、例えば一般消費者が広告等に書かれた事項と摂取した場合に実際に得られる真の効果との相違を知っていれば、「当該食品を購入することに誘い込まれることはない」等の場合は、これに該当する。

(2)「事実に相違する」とは

広告等に表示されている健康保持増進効果等と実際の健康保持増進効果等が異なることを指す。例えば、十分な実験結果等の根拠が存在しないにもかかわらず、「3ヶ月間で○キログラムやせることが実証されています。」と表示する場合や、体験談を捏造等し、又は捏造された資料を表示した場合等は、この状態に該当することとなる。

(3)「人を誤認させる」とは

食品等の広告等から認識することとなる健康保持増進効果等の「印象」や「期待感」と健康の保持増進の実際の効果等に相違があることを指す。なお、「誤認させる」とは、当該表示を見て一般消費者が受ける「印象」、「期待感」と実際のものに相違があることを常識的判断として言えれば足り、誤認したという結果まで必要としない。
 となっているようです。

5.健康増進法を違反しないために

 こう見てくると、「景品表示法」の内容にも似ているような感じがします・
上記の「著しく」「事実に相違する」「人を誤認させる」の判断は、表示内容全体から、一般消費者が受ける印象・認識が基準となるとのこと。
変な誤解を招かないためにも
  • 盛らない
  • 言い過ぎない
  • 嘘をつかない
広告を作るときに、常に意識をされてみてはいかがでしょうか。

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